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0023 栃木市     大神神社     22.3.16
説明板・・・
大神神社(おおみわじんじゃ)
創建は、約1,800年前、第10代崇神(すじん)天皇の第一皇子、豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)によると伝えられています。別名を六所明神といい、延喜式内社の筆頭となっています。
社伝によりますと、大神神社は天皇の皇子、豊城入彦命が東国治定のとき、大和国三輪山(奈良県桜井市)に鎮座する日本最古の神社、大和国一ノ宮三輪明神の分霊を奉斎し、民の平和と五穀豊穣を祈願したのが始まりで、その後7世紀後半下野国府が当地に置かれ、その後、国司が国内の有名な神々を大神神社に奉斎して惣社(総社)としたとされています。
■案内図・・・
●大神神社案内図  大神神社(おおみわじんじゃ)
今から1800年前に、大和国三輪山(みわやま)の大三輪(おおみわ)神社の分霊を奉祀し建立されたと伝えられ、別名「八島大明神」。境内の池には8つの島があり、八神が祀られています。池からは絶えず水蒸気が立ちのぼり、煙の名所「室(むろ)の八島」と称され、「糸遊(いとゆう)に結びつきたるけぶりかな」(松尾芭蕉)をはじめ、多くの歌人に詠まれています。
※糸遊・・・→陽炎(かげろう)のこと 知識がないと俳句は詠めません。

■説明板・・・
●大神(おおみわ)神社
大神神社は、日本最古の神社である奈良県の大三輪(おおみわ)神社の分霊を祭るため、建立されたと伝えられている。境内には、下野(しもつけ)の名勝地「室の八島(むろのやしま)」があり、元禄2年(1689)松尾芭蕉はこの地を訪れ、「糸遊に結びつきたるけぶりかな」の句を残している。毎年11月25日の夜は、安産を祈願する「御鉾祭(おほこまつり)」が行われる。
環境庁・栃木県
■説明板・・・
●御神木
寛永17年、三代将軍家光公が日光社参のおり、当社に参拝された。当時当社は荒れたままの状態であった。家光公は延喜式内社・煙の名所として名を馳せた当社の荒廃を嘆き、社領30石と杉苗1万本を寄進し、復興にあたった。随行の諸大名、旗本等からも多額の寄進を受けて再建された。天和2年社殿が完成された。現在の社殿は当時の社司野中猪三郎氏が社殿の朽廃をみて、自らも私財を投じ氏子崇拝者の協賛を得て、大正14年に起工し、大正15年4月に完成したものである。この御神木は平成16年、荒川真澄宮司が認定された。先代の御神木は御神庫(石庫)の脇に切り株のみ残っている。
↓芭蕉句碑
糸遊(いとゆう)に結びつきたるけぶりかな