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●氏家町の風景   現 栃木県さくら市
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お旗塚古墳 狭間田
19.1.22
■説明板・・・
お旗塚古墳(おはたづかこふん)・四斗蒔遺跡(しとまきいせき)
お旗塚古墳は、氏家町最古の古墳である。墳形は未確認であるが、平成3年(1991)の調査では、濠(ほり)を2本巡らすという県内でも特異な形態をもっていることや、出土した土器から、4世紀末に築造されたことが明らかになった。
この古墳の被葬者との強い関わりが注目されている遺跡が南東に400m 離れたところにある四斗蒔遺跡である。四方を濠で囲み、土塁と柵で守られた防禦性(ぼうぎょせい)の強い環濠居館跡(かんごうきょかんし)が2基確認された。内部には、この地域を治めた豪族の住まいと思われるような大型竪穴住居や倉庫、祭祀場も確認された。また、この近くからは、農耕儀礼を表した、貴重な資料である「絵のある土器」も発見されている。
これらの遺跡や資料は、4世紀に狭間田周辺で農耕社会が確立し、古墳文化が開始されていたことを物語っている。