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中村城跡
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■説明板・・・
●栃木県指定史跡 中村城跡
中村城跡は遍照寺の全境域である。東西191m南北182mの長方形の遺跡が残されている。濠の深さは約6m、幅9mである。地域内には遍照寺、天然記念物のかやの木や中村大明神(祭神=中村小太郎藤原朝宗)があり、ほとんどが築城当時のまま保存され、城跡を研究する上で貴重な資料である。中村朝宗が保元元年(1156)から中村の地に住み、館を築いて中村荘を管理した。中村荘は藤原摂関家の荘園であった。朝宗の子常陸介宗村は源頼朝の奥州征伐に従軍し、戦功をたて伊達、信夫2郡の地頭職となり、その子朝定が中村を継いだ。それ以来代々中村氏の居城であったが、天文13年(1544)中村玄角が水谷播龍と戦って敗れ、それ以来廃城となった。

真岡市教育委員会