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般若寺 天台宗
■説明板・・・
●大前山金剛院 般若寺
貞観4年(862)慈覚大師の開山である。弘範を中興の祖とし、往時には末寺15カ寺を有していたといわれる。本尊は阿弥陀如来であり、稲葉家崇敬せる薬師如来(県指定文化財)が安置されている。寛永5年(1628)善政を行った真岡藩主稲葉正成公(春日局の夫)が死亡し、この般若寺で葬儀が行われ、その後に境内に特別霊廟を建立し、その中に正成公の分骨、お位牌、木像が安置され明治の中期まで毎年、命日(9月17日)に供養が行われていたが、度々の火災により焼失し、現在はお位牌のみが残されている。正成公が前髪(元服の頃と思われる)のころ般若寺において手習い、ふみよみされたと記録された古文書、50回忌の正則公(正成の孫)の書状、正成公が使ったといわれる見台、稲葉家寄進の灯篭、机、手水鉢など多くの資料が残る稲葉家ゆかりの寺院である。
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