■説明板・・・
●栃木県指定史跡 細川家の墓所 所有者 能持院 昭和51年4月13日指定
茂木城主細川氏は初代興元から以後明治に至るまでこの寺を菩提所とした。この墓所が通常の墓と異なることは、墓石を設けずに没年月日を陰刻した石灯籠を設けていることである。
これは墓制史上、きわめて異例であり他に類例を見ない。老杉はありふれた墓石とは趣を異にして荘厳であり、いかにも禅寺の墓所にふさわしく細川家の威容をしのばせている。
墓所内には宝篋印塔1基と石灯籠13基が存し、いずれも没年銘があるので、これが江戸時代における石造美術研究上きわめて貴重な資料といえる。
栃木県教育委員会・茂木町教育委員会 |