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●那須町の風景     栃木県那須郡那須町

伊王野城跡の樹林 18.11.10  
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●伊王野城山公園
伊王野山城跡(町指定史跡)
伊王野城は、霞ケ城とも伊王野城とも呼ばれ、地元では城山と称される本格的な山城である。城は三蔵川(さんぞうがわ)、奈良川(ならがわ)、根岸川(ねぎしがわ)が形成する伊王野谷と芦野谷の分岐点に位置し、奥州への軍事、交通の要衝地にある。鎌倉初期に那須家から分知した伊王野家が、長享元年(1487)頃に築城したもので、寛永4年(1627)に廃城となるまでの約150年間、伊王野氏の居城として使用されたものである。城域は伊王野の町並みの北に位置する丘陵の地形を巧みに利用して、「北の廓」「本丸」「二の丸」「三の丸」を中心に「坊の廓」や「遠見の廓」「大手門」跡などの遺構を含めた、約20haに及ぶ要害の地である。城跡の南東斜面には、約20本のケヤキの大木を中心に、ヤブツバキ、クヌギ、コナラ、イロハカエデ、オオモミジ、エドヒガンなどが群生し、県指定文化財「天然記念物伊王野城の樹林」になっている。