芦野緑地環境保全地域 立看板
この地域は、鏡山を中心とした緑地を保全するために指定されたものです。地域内には、鏡山とともに芦野八景の一つとして知られている「遊行柳」があります。この柳は朽木柳(くちきやなぎ)ともいい、遊行上人が「朽残る 芦野の柳 末の世も おとなう法(みち)の みちはありけり」と詠んだことから遊行の柳とよばれたようです。俳人松尾芭蕉もこの柳の下で、「田一枚 植えて立去る柳かな」の一句を残しています。私たちの祖先が残してくれた歴史的、文化的遺産の周辺の緑が急速に失われつつある今日、このような緑地を残すことは大変意義深いことであり、県民一人一人の願いでもあります。みなさん、このかけがえのない大切な緑地をいつまでも残していきましょう。
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