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●芳賀町の風景   栃木県芳賀郡芳賀町
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ロマンの碑ケヤキ
■説明板・・・20.5.21撮影
●ロマンの碑
わが国画壇を代表する青木繁の名作の数々が、この地に生誕した福田たねとの愛の中から生まれたことを記念するため、和久奈南留(ワグナー・ナンドール)氏の製作により、昭和51年秋に完成したものである。福田たねは碑の南、道をへだてた呉服商の福田家に明治18年生を受け、地元の小学校を卒業後日光の五百城文哉の画塾に日本がを学んだ。明治36年に上京、不同舎に入り青木繁と出あい、翌38年一子幸彦(後の邦楽家、尺八の福田蘭堂)を生んだ。親子三人は明治39年12月から翌年3月まで、たねの実家に滞在し、繁はこの間に川をへだてた西北100m程の黒崎家の一室を借り、たね等をモデルに名作「わだつみのいろこの宮」(ブリジストン美術館所蔵重要文化財)を製作した。この作品を東京府勧業博覧会に出品するため上京する繁と二人の間に生まれた幸彦を抱いたいねとの最後の別れの場所である。
芳賀町教育委員会