■説明板・・・
●三王山南塚古墳(さんのうやまみなみづかこふん) 1・2号墳
田川の東、南北に伸びる台地上に残る古墳群の南端部、三王山南塚古墳は、道路をはさんで東側を1号墳、西側を2号墳と呼ぶいずれも4世紀代、古墳時代前期に造られた前方後円墳である。
1号墳は墳丘全長46m、後方部幅約26m、前方部幅約20m。2号墳は全長約50m、後方部幅約29m、前方部幅約20mであり、いずれも周溝が巡らされている。
特に2号墳は前方部が撥形(ばちがた)に広がった極めて珍しい造りで、現在のところ県内で最古の古墳の一つに推定されている。
埋葬施設は残念ながら破壊を受けており確認出来ず、副葬品についても不明ではあるが、周溝の調査から壺形土器等が多数出土している。
平成4年3月 南河内町教育委員会 |