■説明板・・・
●満福寺
当山は鎌倉時代・弘長2年(1562)薗部村に創建され、天正15年頃現在の地に移された。真言宗智山派に属し幕末に当地の大火災によって全焼するまでは大本堂を中心に諸堂伽藍完備し、末寺十数ケ寺をもつ大寺であった。ご本尊は金剛界大日如来。また、当山鎮守の「三鬼尊」は宮島弥山・京都蘆山寺のものとともにわが国でも珍しい鬼神像で栃木市指定文化財になっている。中央青鬼は、鎖につながれた姿で、昔、酒屋を荒らしたという民話で有名である。
●田中一村の墓所
栃木市出身の日本画家(1908-1977)。東京美術学校を中退後、独自の画風を追究。晩年、奄美大島にわたり、南国の自然という新しい主題を取り入れたすぐれた作品を次々に制作した。
栃木市教育委員会 |