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金剛寺・皆川家歴代墓所 21.4.1
■説明板・・・
●皆川家歴代祖廟(みながわけれきだいそびょう)栃木市指定文化財21号(史跡)昭和36年12月21日指定
皆川家歴代祖廟は皆川城(別名 法螺貝(ほらがい)城)を中心として勢力を誇っていた歴代城主の墓地であります。下野国の名族藤原秀郷を祖とする皆川氏は長沼五代・奥州長沼五代を経、長沼五郎秀宗の時にこの地に移りその子氏秀に至り皆川姓を名乗り、永享元年(1429)観音山に皆川城を築きました。その後、たび重なる合戦を経た後、皆川広照の代、豊臣秀吉の小田原城攻めに際し徳川家康のもとに降伏し、江戸時代には旗本として幕府に仕えました。しかし、戦国時代より遺骸は必ず菩提寺である金剛寺に葬られ一代も欠けることなく現在に至り、立ち並ぶ墓碑の形式をみることによって時代差を知ることができるなど価値の高いものであります。なお、本寺には皆川広照が寄進したと伝えられる皆川広照着用具足(南蛮鎧兜)や広照の長子、隆庸(たかつね)が宝永17年(1640)に先祖の菩提のために寄進した薬師如来像が安置され、いずれも市指定文化財に指定されています。
栃木市教育委員会