栃木県ホームページから
■生岡のスギ
樹高約20メートル 目通周囲7メートル 枝張り東西14メートル 南北12メートル 推定樹齢約500年
スギはスギ科の高木である。日本特産で、古来建築材としてヒノキと共に重用されてきた。また、神社や寺の境内にも好んで植えられ、森厳しさを保つ役目を果たしてきた。和名スギは直ぐ木、すなわち、まっすぐな木の意味である。
国道119号線の七里から国鉄日光線の下をくぐり、日光ー宇都宮間の高速道超えると、先方の右側にこんもりとした杉木立見える。そこに子供飯式で有名な生岡神社がある。本殿の西側、他の杉の中に一目立つこの巨木は地上3メートルから梢にかけて落雷のため幹が焼け、上部の枝もかなり枯れている。
しかし、下半部の枝は下方に垂れ、幹の古色はまことに堂々として、その風格は県内のスギの巨木でも
第一級である。巨木を愛する人にはぜひ一見をすすめたい。
この神社は非常に旧く、祭神は日光二荒山神社と同じであり、主祭神は大己貴命で、配神は田心姫命と味■高彦命である。神護景雲元年(767)正月8日に創建されたという。現在の神殿は天正18年兵火にあい改築されたものである。 |