■説明板・・・
●憾満ケ淵(かんまんがふち)含満ケ淵 日光市指定名勝
男体山から噴出した溶岩によってできた奇勝で、古くから不動明王が現われる霊地といわれる。川の流れが不動明王の真言を唱えるように響くので、晃海(こうかい)大僧正が真言の最後の句の「カンマン」を取り憾満ケ淵と名付けたという。晃海はこの地に慈雲寺(じうんじ)や霊庇閣(れいひかく)、不動明王の大石像などを建立したもので、往時は参詣や行楽の人々で賑わった。元禄2年(1689)松尾芭蕉も、奥の細道行脚の途中立ち寄っている。「含満」とも書くので「がんまん」と濁って読まれることが多いが、命名の由来から考えると、「かんまん」と澄んで読むのが正しい。
※不動明王の真言 一例:ノウマク サンマンダ バサラダン センダンマカロシャダヤ ソハタヤ ウンタラタ カンマン
この真言の他にもいくつかあるようです。 |