◆西行
(1118〜1190)平安後期の歌人・僧。俗名、佐藤義清(さとうのりきよ)。法名、円位。鳥羽院に北面の武士として仕えたが、二三歳で出家。草庵に住み、また諸国を行脚して歌を詠んだ。家集「山家集」。新古今集には九四首が載っている。 |
◆案内板には
西行法師歌碑
ながむながむ 散りなむことを
きみも思へ くろ髪山に 花さきにけり
西行法師
西行が、日光に来た時、右側にある巨石の上に、篭を背負い、鎌を持った少年がいたので、どこへ行くと訪ねると、「冬萌きて夏枯れ草を刈りに行く」と、少年が麦刈の事を歌で答えたのに驚き、この場で黒髪山(男体山)を拝して引き返したといい、西行戻石と呼ばれる。
碑文は小杉放菴の書。 |
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