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●日光市の風景         栃木県日光市

史跡 鉢石
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日光市指定文化財
史跡 鉢石
勝道上人が日光を開山(766)した頃、この鉢石町一帯にも始めて人家が建ち、上人の命令によるものか、または上人の行跡を讃仰する民間伝承かは不明であるが、「鉢を伏せたような形状」が名の起こりであり、上人の法縁にあやかるものである。この附近は中世紀までは「坂本」と呼ばれていたが、日光山の門前町として「鉢石宿」の名称で呼ぶようになったのは、元和から寛永にかけて東照宮造営を契機としてであり、江戸五街道のひとつである日光街道二十三宿の最終駅「鉢石宿」である。
昔より、石の周囲には柵を設け、注連を張って神聖視されて保護の手が加えられてきた。