■説明板・・・
●御用水通り 壬生用水を利用した歴史的散策路
壬生用水の起源は、江戸時代の万治2年(1659)三浦志摩守が検地の際に、黒川の当山の地から水を引き入れ、壬生城内に防火用水とともに、その末流を田に引き入れたことに始まると言われています。しかし、用水路は度重なる洪水によって引き入れ口が破損し、その度に壬生町内は水に悩ませるこことなりました。その後、七つ石に湧水池をみつけ、やがてこの池が壬生用水の源泉となりました。
壬生用水は、江戸から明治時代にかけ壬生町800戸の住民は冬期は防火用として、夏期は灌漑用として約400余町歩の田畑を耕し、水車を設け、住民の日常生活に大いに貢献しました。しかし、その後の耕地整理や道路改良により、町内を流れる壬生用水は、その姿を変えてしまいました。御用水通りは、壬生城三の丸の堀に沿って流れていた壬生用水を再現し、訪れた方が歴史を感じ、楽しく歩けるような散策路として整備したものです。 |