■説明板・・・
栃木県茂木町 石畑の棚田(いしばたけのたなだ) 日本の棚田百選 平成11年7月26日 農林水産省認定
棚田とは「耕して天に至る」と形容される棚田は、私たちの祖先が、並々ならぬ苦労を重ねて山あいの傾斜地を開墾してつくられた貴重な農地です。棚田は米を作るだけでなく、斜面の崩壊や下流の洪水を防ぐとともに、水源のかん養や貴重な動植物の生息地などとして重要な役割を果たしています。そして、その田は美しい景観となって私たちに潤いと安らぎを与えてくれています。
●写真を撮影する場合は、次のマナーを守ってください。
・農作業をしている人を撮影するときいは、必ず本人の了解を得て下さい。
・棚田のの法面は崩れやすいのでなるべく入らないで下さい。
・地域内の植物や生き物は持ち帰らないで下さい。
・車両は、指定された場所に駐車して下さい。
・長時間の写真撮影、および滞在はご遠慮下さい。
・空き缶、ゴミはお持ち帰り下さい。
●「石畑の棚田」の概要
「石畑」のある入郷集落は、明治以降はタバコと水車業で栄えましたが、戦後は、豊富な山林資源を活用したシイタケ栽培が盛んになり、良質なシイタケを生産しています。「石畑」の棚田は、田面が狭くて、山あいで日照時間が少なく、平地の水田に比べると何倍もの手間がかかります。棚田を守るのは、容易ではありませんが、農家の人たちが努力と苦労を重ね米づくりを続けています。このような棚田から収穫された米は美味しく、最近では「棚田米」として人気があります。
▲面積:4.9ha▲水田枚数:180枚▲水源:天水▲平均勾配1/8▲棚田1枚あたりの面積:272u▲耕作農家数:12戸
茂木町役場 |