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お藤観音
(おふじかんのん)
 上石川 ◆鹿沼三十三観音 お藤観音

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先入観から「お藤」という女の子の話かと思っていましたが、違いました。
この辺が窪んでいるところなので、昔は川だったのでしょうか。

◆「今から1200年も昔のはなし。宇都宮と楡木の街道にかかっていた橋が大水で流されてしまった。近くの老婆が一人で橋の修理をしていた。そこに旅の僧が通りがかり、老婆に藤つるを使う橋の作り方を教えた。老婆は村中に、橋の復旧の手伝いをたのみ、村人が手分けして橋は三日で完成した。翌年の嵐にも橋は流されなかった。村人はこの橋を『藤橋』と呼んだ。旅の僧は弘法大師?・・・・・・弘法大師のありがたい教えを後世に伝えるため藤橋の近くに観音堂を建てた。弘法大師が雑草の上で安全を祈願してくれたことをもったいなく思い、観音様に俵ボッチをあんで納めた。観音様は「お藤観音」とか「俵ボッチ観音」と呼ばれている。」というおはなしです。