鹿沼のむかし話一覧へ
●鹿沼市の風景    鹿沼のむかし話を見て歩き

オイノ弁天 (おいのべんてん) 上殿町

むかし話一覧 ホーム
◆上殿町の厳島神社です。
「鹿沼城の家老が上殿に住んでいた。家老の屋敷にオイノという女中がいた。オヨシという女中が、家老に可愛がられているオイノをねたみ、飯びつの中に針一本を入れた。これを家老の奥さんがオイノがやったものと思い、オイノを責めた。オイノは堀に身を投げて死んだ。あとでオヨシの犯行と発覚したが、家老も家老の奥さんも帰らぬオイノにわび、屋敷近くに弁天様を建てた。」
というはなしです。

お城が御殿山(今宮町)だと、家老の住まいは城主の近く石橋町あたりかな?と思ってしまうが、なぜか上殿。いつごろの話かわからないが、当時?の武士は馬で出勤していたのだろうから、さほどに遠くはかんじなかったかもしれない。それと、大事な押原神社を管理しなくてはならなかったのかもしれない。

この弁天様には鯉がたくさんいます。春には桜も咲き、倒れかかった杉もあり、よくよく見ると面白いところです。鹿沼信金南支店のとなり。