◎案内板・・・
●那珂川国民休養地
那珂川国民休養地は、八溝山地のほぼ中央部、那珂川を望む高台にあります。
那珂川に沿った八溝山地とその周辺は、栃木県でも比較的気候の温和な地域で、ここ烏山町国見(標高220m)はミカン栽培の北限といわれています。この付近の雑木林には、主にコナラ、クヌギ等の落葉樹や、アラカシ、シラカシ等の常緑樹が見られます。また、日光連山、高原山、筑波山をはじめ、晴れた日には遠く富士山も眺めることができます。
◎説明板・・・関東ふれあいの道
●那珂川国民休養地の自然・・・
那珂川国民休養地は、那珂川県立自然公園の区域内に設けられた野外レクリェーション活動を行う拠点の区域です。那珂川を中心とした河川の環境、山あいのため池や水田などの里山の環境、ナラ、クヌギなどの二次林、針葉樹の人工林など様々な環境がモザイクのように入り組み、豊かな自然環境を形成していることが那珂川国民休養地の特徴です。ここでは、里山に住むキツネ、タヌキなどの哺乳類やオオタカ、キジなどの鳥類や昆虫など、様々な種類の生き物を見ることができます。また、那珂川にはたくさんの種類の魚類が生息しており、特に天然アユの遡上は有名で、アユ釣りのシーズンには多くの釣り人が訪れます。秋にはサケが遡上し、昔からサケ漁が行われてきました。
●石段とツツジ咲く峠のみち・・・
このコースは那珂川を中心とした豊かな自然に囲まれた地域をめぐります。途中には石段の続く解石神社、那珂川を眼下に見渡せる峠のみち、ツツジの名所花立峠、那珂川左岸に位置し中洲状の台地に巧みに築かれた稲積城跡があり、美しく雄大な自然を満喫できる12.2kmのコースです。
●国見のみかん
那須烏山市の国見地区はみかん栽培の北限地と言われています。地区のみかん農家がみかんを育てる2.5haの段々畑では、毎年10月になると、みかんが鈴なりに実った景色を見ることができます。寒さに強い酸味の強いみかんの木が、樹齢を重ねることで甘みを増し、持ち前の酸味の合わさった濃厚な味のあるみかんが実ります。みかん狩りは10月下旬から12月上旬まで楽しめます。
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