■現地説明板・・・
●粟野町史跡 通順坊平巴の宿
この史跡は、粟野町大字入粟野1508番地(横根山)通称「通順坊平」という。ここは上古(じょうこ:昔)中山道から会津に通ずる交通の要路に当たる。勝道上人は出流修練の後、大剣峰(横根山)に登り3年の修行を積んだとされ、その後薬師寺にて戒を受け僧籍に入ってから、弟子達と日光開山の壮途に上り、ここ巴の宿に籠って修業した後、日光開山を成し遂げたいわれる。この史跡には巴に流れる沢水・五輪塔・祭儀跡の磐座(いわくら:信仰の対象となる岩そのもののこと)や古桜(こざくら)又石小屋等日光修験の行法を積んだとされる数々の遺跡が残っている、貴重な文化財です。
史跡指定面積 4530u
粟野町教育委員会(現鹿沼市) |