●小太郎が父の敵討失敗の話
※この物語だと、悪政を行っていた城主が、民を思う家来に殺害され、それを遺恨に思う子がやがて城主になり、その家来達に恨みをはらそうとしたが、失敗し川に身投げをしたことになる。
でも、この沢はあまり水量がない。身投げをして頭を打って、脳震盪でもおこし溺れ死んだということかもしれません。
なんともあまりいい話ではない。その淵を「小太郎ケ淵」と名付けたというが、うらみつらみの人間は結局最後はこうなるんだという見せしめのために名前をつけたのだとしたら物語に夢がない。
●小太郎を魔物が淵に引きづり込む話
※小太郎が釣をしていたところ、なにかが、小太郎を川の中に引きづり込もうとした。とっさにそれを察知し、難をのがれた。
この川には化け物、妖怪のたぐいがいるということで、小太郎が難を逃れたところを、(ここには、何かがいる。危険だから近づくなということで)小太郎が淵と名前を付けた。注意喚起のための名称の様な気がする。
●「小太郎が淵」という立て札を見たとき、塩原城の若殿と村の娘の悲恋の話かなと勝手に思ってしまいました。
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