■説明板・・・
●国指定史跡 琵琶塚古墳
琵琶塚古墳(びわづかこふん)は県内最大の前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)です。古墳の形状や出土した円筒埴輪(えんとうはにわ)などから、隣接する摩利支天塚古墳(まりしてんづかこふん)に次いで、6世紀の前半に築造されたものと考えられています。墳丘(ふんきゅう)は自然地形の地ぶくれを利用して基壇(きだん)を設け、さらに2段の土盛をすることによって構成されています。また、墳丘のまわりには幅およそ20mの壮大な周湟(しゅうこう:堀)が存在しており、調査の結果、東側と南側では二重にめぐらされていることがわかりました。琵琶塚古墳をはじめとし、思川、姿川の川筋には、強大な首長が葬られたと思われる大形古墳が散在しています。この地域は、遠く大和朝廷の時代に下毛野国(しもつけぬのくに)を代表する首長達の活躍の舞台となったことがうかがわれます。
●墳形 前方後円墳 全長約123m ●前方部 幅約70m 高さ約9m ●後円部 直径約75m 高さ約11m
大正15年2月24日 国指定
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