■説明板・・・
●小宅(おやけ)八幡宮のカヤ(天然記念物)
カヤは裸子植物(らししょくぶつ)イチイ科の常緑高木で、本州北部から四国・九州を経て屋久島まで分布する。このカヤには、落雷や暴風で樹幹がさけ折れた形跡がはっきりと見られる。基部には空洞もある。しかし樹勢はよく、周囲の枝は途中から下垂(かすい)し、古木として独特の風格を示している。樹齢は500年余と推定される。いいつたえによると、御神木として代々大切に保存され、この間、文禄(ぶんろく)年間(1592-1595)の洪水により本殿が流されたにもかかわらず、御神木はそのまま残り、本殿のみ北西500メートルの位置に移され、宝永(ほうえい)年間(1704-1710)に元の位置、即ち現在の場所に戻されたという。樹高約28m・目通り約4m・枝張り東西約14m・南北14m
●指定年月日 昭和43年1月9日 ●所在地 小山市大字小宅1298 ●所有者 小宅八幡神社
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