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■説明板・・・
●栃木県指定史跡 毘沙門山古墳(びしゃもんやまこふん)昭和32年8月27日指定
この古墳は、帆立貝式(ほたてがいしき)の前方後円墳で、墳丘は南東に面している。前方部と後円部の南側から南西部の裾部が削平されているが他の部分は原形をほぼ保っている。
古墳の正確な規模は不明であるが、周湟(しゅうこう:古墳の周囲にめぐらした溝)確認調査によると推定全長41.2m、後円部径34m、高さ5.18mで周湟幅は約1.2mである。
この時の調査で周湟内から壺形(つぼがた)、甕形(かめがた)、高杯形(たかつきがた)の土師器(はじき)や円筒埴輪片が出土しており、これらの出土遺物から築造時期は5世紀後半と考えられる。
栃木県教育委員会・小山市教育委員会
※なぜ毘沙門山という名前がつけられたのか不思議です。この古墳に毘沙門天を祀ってあったからでしょうか。そしてこの小さな古墳を山と呼んでいたからでしょうか。小山市には国指定史跡になっている摩利支天塚古墳(まりしてんづかこふん)という名前の古墳もあります。どちらも小山市の地名ではなさそうです。 |