【尊徳遺蹟マップ】から・・・二宮尊徳資料館で頂いたパンフ
桜町陣屋跡
桜町陣屋は、小田原藩大久保家の分家である旗本・宇津家が桜町3ケ村(物井、横田、東沼)を統治するために元禄12年(1699)に建てた役所である。尊徳が赴任してきた文政6年(1823)に役所建物(現存建物)は建てられたが、その後数回増改築修理が加えられ、現在の建物の規模は、天保10年(1839)の屋根の葺き替えの規模と一致しており、尊徳が26年間在陣執務した名残りをとどめている。
当時は敷地内に村役人詰所・板蔵・材木小屋等12棟余あったと伝えられる。また四方に廻らしてあった土塁は、前方(南)と西の一部に旧態をとどめその上に立つ数株の桜が春になると咲いて、盛時を偲ばせるかの様である。敷地面積は約1ヘクタールあり、昭和7年(1932)3月25日国指定史跡となった。 |