説明板
栃木県指定(天然記念物)観音寺のイチョウ
平成3年2月19日指定 栃木県教育委員会
樹高28.5m 幹周4.8m
根張 東西16.6m 南北17.7m
イチョウ科 落葉高木 雌雄異株 推定樹齢350年
このイチョウはこの寺の中興開山として崇められている名僧、徳一僧都手植えのものといわれ、この地方第一の古木です。またこの寺は、北関東屈指の真言宗の道場で、女人禁制の戒律も厳しく、境内のイチョウの木でも雄木を植えたものと言われています。いつの頃からか分かりませんが、このイチョウの木の下に小さな石地蔵がまつられていました。木が太るに従って、だんだん石地蔵が木の中へ抱え込まれ、とうとう木の中へ入ってしまったということで、子持ちイチョウという名で呼ばれるようになったものです。またこのイチョウの老木は、母親の乳房のような気根が垂れ下がっているので「乳イチョウ」とも呼ばれています。 |