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●大田原市見て歩き          住所 栃木県大田原市

成田山のユズリハ  

18.5.21
■説明板・・・
●ユズリハの木 1本 指定昭和54年3月28日 所有者 成田山
▲樹高14.5m▲胸高周囲3.15m▲推定樹齢約300年▲枝張り直径13m
トウダイグサ科、ユズリハは本州中南部以西の山中に自生している常緑広葉亜高木である。本県でも庭木として植えられている場合が多い。自生地では、一般に樹高4〜10mの亜高木であるが、本樹は10m以上となっていて、庭木としてはまれにみる大木である。地上1.1mあたりより多くの枝を張り、県下でも唯一の大木と思われる。成田山が明治17年に建造されて時の献木(世話人成田久八)で、当時荷馬車へ2本とは積むことのできないほどの大木であったと伝えられる。ユズリハはその葉の新旧入れかわりが著しく目立つとの意で、わが国ではこの葉を新年飾りとして用いる。万葉集の中にも万葉植物として
みずみずし 茎の紅い 葉の緑 ゆずりはなれば 恋のあらわめ
と詠まれている。
※調べる
ユズリハは、春に若葉が出ると、前年の葉が若葉に譲るように落葉する。その様子が、親が子を育てて家が代々続いていくように見えることから縁起物とされ、正月の飾りや庭木に使われる。