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●藤原町の風景  現栃木県日光市
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仲附の旅籠(なかつけのはたご)
19.10.2
温泉駅前の鬼怒川 公園駅前 仲附の旅籠
■説明板・・・・
●日光市郷土資料館
=仲附の旅籠(なかつけのはたご)=
この建物は、会津街道の藤原宿で明治元年(1868年)に建築された仲附(なかつけ)の旅籠(はたご)を、昭和56年藤原町がここへ移築したものです。

江戸時代、会津西街道の仲附は信州の「中馬(ちゅうま)」と並ぶ特殊な輸送手段でした。
仲附輸送の特色は、会津藩が設置した宿駅を継ぎ送るというしくみでなく、一人で5〜7疋(ひき)の馬をひき、目的地まで附け(つけ)通すというところにあり、輸送も早く、運賃も安く、荷物のいたみも少ないという便利なものでした。

幕末、藤原宿には5軒の仲附宿がありましたが、この宿は「加登屋」の屋号(やごう)で呼ばれ常時10人前後の仲附が宿泊していたといわれます。
なお、この建物は、持主であった斎藤敬作氏が、藤原町に寄贈したもので屋根はかやぶきでした。

・建物:木造平屋
・面積:159.20u
平成7年1月

日光市教育委員会
↓鬼怒水電創立紀念碑 明治44年11月建設