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東傳寺 曹洞宗
20.5.21
説明板
曹洞宗 青龍山心應院 東傳寺
当寺は、室町時代の永正17年(1520年)に開創された禅寺で、御本尊は釈迦牟尼仏で、御開山は、宗祖道元禅師十五代の法孫天山能春大和尚、開基は、当地の城主祖母井信濃守吉胤公にて、当寺を菩提寺として帰依篤く、仏供養として田畑12石1斗2升を寄進された。
吉胤公は、宇都宮家の旗本として智勇兼備の誉高く、また神仏を深く尊崇されたが、永禄元年6月、越後の上杉謙信が下野に攻め入ったとき出陣、上三川町多功が原において討死され、法名を東傳寺殿心應常鉄大居士と申し上げる。
境内は、二ケ所替え、現在の地を霊域と定め、大永2年に至って七堂伽藍が完備され、門風大いに振る徳川将軍家より、代々御朱印地として圭田20石を下付されていた。正徳4年、慶應2年の二度の火災にて荒廃したが、現住職代三十七世丸山睦道師により、檀信徒の協力を得て、本堂、観音堂、山門堀等逐次整備復興されて現在に至っている。
芳賀町教育委員会