■説明板・・・
●栃木県指定史跡 愛宕塚古墳(あたごづかこふん) 1基
所有者 愛宕神社 昭和53年9月8日 指定
▼墳丘全長 約53m▼後円部径 約32m▼前方部径 約36m▼高さ 約5m
この古墳は、西南に面した前方後円墳で、基壇の上に墳丘(ふんきゅう)を築き、基壇の裾部(すそぶ)に周湟(しゅうこう:古墳の周囲にめぐらした溝)をめぐらしています。
墳丘南側のくびれ部分には、愛宕神社が祀られているため一部が削られていますが、概して保存のよい古墳です。
墳丘形態は、後円丘と前方丘の高さは等しく、全長に対し後円径と前方径の和が若干大きくなっています。このことから、本墳の築造期は6世紀末から7世紀前半のことろ推定されます。
栃木県教育委員会・国分寺町教育委員会
■説明板・・・
●史跡 愛宕塚古墳
愛宕塚古墳は、西南に面して築造された前方後円墳です。後円部に比べ前方部が発達して大きいという特徴を有しており、古墳時代後期に築造されたものと推定されます。
墳丘は逆盾形の基壇の上にのり、基壇の外側には大きな周湟がまわっています。この基壇と周湟は、古墳をさらに雄大なものに見せています。
埋葬施設は、その一部が前方部のくびれ部付近に認められますが、詳細については明らかにされていません。おそらくは、大きな石を用いた横穴式石室であろうと考えられます。
一般に、古墳時代も後期になると、古墳の規模は小さくなり、群集して築造されるようになりますが、この地域では、本墳をはじめとし、吾妻古墳や車塚古墳、丸塚古墳などのような大形の古墳が引き続き築造されています。
▼墳形 前方後円墳 全長約50m▼前方部 幅約26.5m 高さ約3.3m▼後円部 直径約22m 高さ約3.7m
昭和53年9月8日県指定
栃木県教育委員会 |