■説明板・・・
●史跡 丸塚古墳
丸塚古墳(まるづかこふん)は県内でも有数の大形円墳で、古墳時代終末期の7世紀ごろに築造されてものと考えられます。
墳丘は、ゆるく傾斜する基壇の上にのり、墳頂は直径約13mの平坦な面になっています。
この古墳の埋葬施設は、切石積横穴式石室(きりいしづみよこあなしきせきしつ)というもので、墳丘の南面に開口しています。遺体を納めた玄室(げんしつ)の各壁は、凝灰岩(ぎょうかいがん)の大きな一枚岩で構築されています。また玄門(げんもん)は、この一枚石の中心をくりぬいて造られており、優れた石材の加工技術がうかがえます。
なお石室はふるくから開放されていたため、副葬品等については明らかではありません。
▼墳形 円墳▼墳丘 直径約40m 高さ約6m▼墳壇 直径約60m
昭和53年6月2日県指定 栃木県教育委員会 |