■説明板・・・
●桜の園の物語
この近くには、国指定史跡国分寺の僧寺と尼寺跡があり、下野文化発祥の地といわれます。国分寺町が1985(昭和61)年買収し、八重桜を植えました。
「いにしえの奈良の都の八重桜 きょう九重ににおいぬるかな」
の古歌が原点です。史跡に親しみ心温まるふる里をつくるため、薄墨桜や八重桜などを追加し、自生する山桜を含め約800本の桜が次つぎに開花しますので、早春から晩春まで
「久方の光のどけき春の日に しずごころなく花の散るらむ」
の風情を味わうことができます。また、花とロマンのふる里づくりを目指して、各地の名花を咲かせました。この桜は、福島県三春の滝桜の血をひく長女春子で、近くに夏子・秋子・冬子の姉妹が仲よく、「はるか彼方の相馬の空」をのぞんで咲いています。西方300mの台地には超早咲きの紅シダレや、盛岡の石割桜があります。 |