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岩崎観音
「観世音そば 下の家」←お蕎麦屋さんの店名。で、いただいたパンフレットには岩崎観音の説明が載っています。・・・・・
●岩崎観世音

弘仁11年(820年)弘法大師が開いたとされる岩崎観世音。本堂は馬頭観音でかつては近隣はもとより遠く鹿沼・古賀志方面からも参拝が絶えないほどの由緒がある観音である。本堂左手の石段を登り、山の中腹の岩洞窟の中に立派なお堂の、奥の院「鶴の子観音」がある。子授け観音としてご利益は、関東各地に広がっている。
●「鶴の子観音」昔ばなし
むかし、岩崎観世音のある「岩崎山」の麓には、美しい池がありました。この池の畔に大きな松の木があり、いつのころか一羽の真っ白な鶴が、この松の木に巣をつくり、たまごを生むようになりました。ある年、村の4・5人の若者が、松の木に登りたまごを全部取ってしまいました。たまごを持ち帰って、ゆでてみんなで食べようとしたその時です。白髪の老人がけむりのように現れ言いました。「真っ白な鶴は、神様です。そのたまごを食べると、おまえたちはもちろん、親・兄弟まで観音様のばちがあたり、不幸になりますぞ。それでも食いなさるか。」びっくりした若者たちは、すぐに全部たまごをもとの巣に返しました。そして岩崎山にこもって、絶食して罪の深さをざんげしました。
それから、百日目の明け方のことです。いつものように若者たちがお祈りをしていると、大きな松の木のてっぺんから、金色の観音様を背に乗せた、真っ白な鶴が突然飛び立ち、たちまち岩崎山の中腹に消えてしまいました。この話を聞いた村人たちは、山の中腹にお堂を立てて、お祀りしたとのことです。このお堂が、岩崎観世音奥の院「鶴の子観音」で、子授けの神様として有名です。
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鶴の子観音