・・・・・佐野市の風景・・・・・
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   佐野市    26.4.29
唐沢山のツツジ 4
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■説明板・・・
●八大龍王神 縁起
唐沢山御祭神であらせられます藤原秀郷公が、京に架かる勢多大橋を渡る時、橋の中央に息も絶え絶えの大蛇が横たわり、京の人々は恐れ慄き(おそれおののき)只(ただ)遠巻きに見ているだけでしたが、公は何事もないように大蛇を跨ぎ橋を渡り終えました。それを見ていた従者が此の人こそ真の勇者と公を呼び止め助けを請いました。大蛇は龍神様の化身でムカデの毒にやられ敵を討って欲しいのですと公を龍宮城へと招きました。夜になると黒き山が動き多くの松明(たいまつ)をかざしこちらに向かってくるのが見え、良く見ると、大きな邪悪な目がらんらんと恐ろしく輝き、龍宮城へと襲いかかってきたのは大ムカデの化け物でした。

公は弓矢の名手でしたので、3本の鋼矢を取り、一の矢を番え(つがえ)敵の眉間の中央に的を絞り放ちましたが、矢はカチンと跳ね返りました。急いで二の矢を撃ちましたが同じように跳ね返されました。公は最後の三本目の矢を「神よ、御照覧あれ」と矢じりにツバキを塗り全く同じ場所を狙い放ったところ、矢は眉間より奥深く射抜き、ムカデはどうと膝まつき息絶えました。これ以降龍神様は公の傍らに仕え、数々の端象を表し、今日に至り唐沢山に鎮座まします。龍神様は家族で行動する処から、家族思いであり、家族愛にあふれ、敬愛と恋人同士の深い愛の成就の神、登竜門如く入学、入社は元より出世を叶えます。秀郷公の弓矢の名人の誉れから狙った的を外さない事から、本命の恋人の心を射たり将来の夢と希望を當的(※当的 まとにあてる?)出来る神様であります。この二神様の力を得る為にここへお参りし祈って「願矢」を奉納すれば叶う事です。