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いろんな風景
22.3.16 栃木市 大神神社・室の八嶋
22.3.16
■説明板・・・
●大神神社(おおみわじんじゃ)
創建は、約1,800年前、第10代崇神(すじん)天皇の第一皇子、豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)によると伝えられています。別名を六所明神といい、延喜式内社の筆頭となっています。
社伝によりますと、大神神社は天皇の皇子、豊城入彦命が東国治定のとき、大和国三輪山(奈良県桜井市)に鎮座する日本最古の神社、大和国一ノ宮三輪明神の分霊を奉斎し、民の平和と五穀豊穣を祈願したのが始まりで、その後7世紀後半下野国府が当地に置かれ、その後、国司が国内の有名な神々を大神神社に奉斎して惣社(総社)としたとされています。
■説明板
●大神神社(おおみわじんじゃ)
大神神社は、日本最古の神社である奈良県の大三輪(おおみわ)神社の分霊を祭るため、建立されたと伝えられている。境内には、下野(しもつけ)の名勝地「室の八嶋(むろのやしま)」があり、元禄2年(1689)松尾芭蕉はこの地を訪れ、「糸遊に結びつきたるけぶりかな」の句を残している。
毎年11月25日の夜には、安産を祈願する「御鉾祭(おほこまつり)」が行われる。
環境庁・栃木県

■栃木市指定文化財(指定第38号)
●下野惣社(室の八嶋) しもつけそうじゃ むろのやしま 昭和43年2月26日指定
大神(おおみわ)神社は、今から1800年前、大和の大三輪(おおみわ)神社の分霊を奉祀し創立したと伝えられ、祭神は大物主命(おおものぬしのみこと)です。惣社は、平安時代、国府の長官が下野国中の神々にお参りするために大神神社の地に神々を勧請(かんじょう)し祀ったものです。また、この地は、けぶりたつ「室の八島」と呼ばれ、平安時代以来東国の歌枕として都まで聞こえた名所でした。幾多の歌人によって多くの歌が、残されています。

・煙たつ室のやしまにあらぬ身はこがれしことぞくやしかりける 大江匡房(おおえのまさふさ)
・いかでかはおもひありともしらすべきむろのやしまのけぶりならでは 藤原実方(ふじわらのさねかた)
・くるる夜は衛じのたく火をそれと見よむろのやしまも宮こならねば 藤原定家(ふじわらのていか)
・ながむればさびしくもあるか煙たつ室の八島の雪の下もえ 源実朝(みなもとのさねとも)
・東路の室の八島の秋のいろそれともわからぬ夕けふりかな 連歌師宗長(れんがしそうちょう)
・糸遊に結びつきたるけぶりかな 松尾芭蕉(まつおばしょう)

栃木市教育委員会
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