いいよねー。カラマツの中でお弁当を広げている風景。
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カラマツ属はいずれも陽樹(日当たりの良い場所を好む)であり、成長が早いため、何らかの原因で森林が消滅した場所に真っ先に進出する樹木(いわゆる先駆植物)のひとつである。通常の立地の下では、やがてはトウヒ・モミなど暗い場所を好む樹木(陰樹)に取って代わられて一代限りで消えていくため、川の周囲や湿原、断崖絶壁の上など特殊で悪条件の場所以外は、通常カラマツの森が永続することはない。しかし、東シベリア内陸部のタイガでは広大な面積のグイマツ・シベリアカラマツ林が永続的に成立している。これは冬季の極端な低温と分厚い永久凍土、少ない降水量などによるもので、ある意味では地域全体が特殊で悪条件の場所だから、と言える。
成長が早いことから、木材利用が逼迫した時期には寒冷地での植林樹種として利用された。このため、中部地方以北ではあちこちに人工林が存在する。北海道にも明治以降大量に植林された。 |