・・・・・二宮の風景・・・・・
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五行川 くるま堰周辺
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くるま堰24
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東雲公園04東武線橋梁・・東雲公園05御手洗・・東雲公園06御手洗・・東雲公園07東雲橋・・東雲公園08東雲橋から・・上稲葉風景01
◎五行川二宮遊水地

●わたしたちの五行川
五行川は利根川水系の小貝川の支川で、栃木県塩谷郡・芳賀郡の市町、さらに茨城県の筑西市にまたがる流域面積279.0平方キロメートル、流路延長53.7kmの一級河川です。流域は南北に細長い形をしていて、その約86%が平地で占められています。そのため、古くから農業が盛んな地域であり、栃木、茨城両県の穀倉地帯となっています。
●五行川の改修
五行川は昭和27年より改修工事が実施され栃木県内の約38kmの改修は完成していました。しかし、昭和61年8月、台風10号の洪水が沿川に大きな被害を与えたことから、さらに治水安全度を向上させるため、計画の見直しが行われました。五行川の沿川は、土地利用や開発が進んでいて川幅を広げることが困難な状況になっています。そこで現河川の幅内で可能は河床の掘り下げと、新たに流域全体で遊水地群を設置することとしました。これにより、30年に一度起こるような洪水にも耐えられる川となります。
●五行川二宮遊水地の概要
@遊水地面積と容量
芳賀郡二宮町石島地区及び沖、大根田地区に総面積約40ha(右岸側A池約11ha、左岸側B池約29ha)の広さで計画しています。これは東京ドーム約8.5個分の面積です。
A洪水調節の方法
遊水地の洪水調節は、河川と遊水地を分けている堤防の一部に『越流堤』という切欠を設けて、川に流しきれない水を一時的に遊水地に流し込んで貯留させることにより行います。
B調節容量の確保
周りを堤防(周囲堤)で囲んだ遊水地内を掘削することにより必要な容量を確保します。遊水地に貯留した水を洪水終了後の河川へ自然排水させるため、遊水地の地底は河川の河床よりも低くならないようにしています。
Cその他
遊水地では、大きさの異なる洪水に対応するよう地底の高さの違う上池と下池をつくり、流れ込む水の量によりそれぞれ水に浸かる頻度を変える計画です。これにより遊水地の管理費の縮減を図っています。
●遊水地の有効利用
遊水地は洪水を一時的に貯留するもので、洪水のない平常時には、池底を公園や広場、運動場などとして利用することができます。二宮遊水地の上下流の堤防には「五行川桜づつみ」事業による桜並木やサイクリングロード・ポケットパークがあり、遊水地の中の公園などが完成すると、河川遊水地が一体となった憩いの空間が創出されます。
栃木県真岡土木事務所