■説明板・・・
●足利市重要文化財(考古資料) 石造層塔 1基(推定 足利義兼供養塔)
現存高 1m1cm 鎌倉時代
初重軸部(高さ45cm・方38cm)に笠・軸の石を二つ重ねている。その上部は欠損し、もとの層級は判らない。初重軸部の四面には金剛界四仏の種子が大きく明確に薬研彫され、笠の軒厚は同値で、軸には格狭間も刻む。なお、相輪中九輪(経21cm)も遺存する。すべて凝灰岩製で乳白色を呈し、形状は重厚で、荘重さはあたりをらう。この地が足利義兼の菩提寺(樺崎寺)であれば、この塔は義兼公の霊塔にふさわしい。
昭和59年11月19日指定 足利市教育委員会 |