■説明板・・・
●足利七福神 布袋尊 多宝山 福厳寺(ふくごんじ)
当寺は、寿永元年(1182)藤姓足利(藤原系足利氏)四代目の忠綱(ただつな)が、母の菩提と父(俊綱(としつな))供養のために創建したといわれている。理真(りしん)上人が、源姓の足利義兼(よしかね)と時子夫人(北条政子の妹)との間に男子が授かる養「変成男子(へんじょうなんし)の修法」を行ったとき、用いられた観音像が、1736年、裏山の岩窟から発見され、「子安観音(秘仏)」として所蔵されている。千手観音、セキ地蔵も名高い。ここに、布袋尊が祀られ、大量の福徳を持ち、子宝と子供の病気平癒(へいゆ)にも霊験多しとされ広く信仰されている。
宗派 臨済宗建長寺派 |