説明板・・・
栃木県指定天然記念物
■糸魚(イトヨ)生息地 田谷川■管理者 大田原市■昭和29年3月29日 指定
糸魚は俗名トゲウオとかオコゼといい、イトヨ科に属する体長3〜5cmほどの小魚である。背ビレは3本のするどいトゲになっているので、トゲウオの名がついた。降海型と陸封型があり、本県に住んでいるのは陸封型である。生息地は水温20℃以下の湧水である所で、産卵期は4〜5月で、雄は背が銀白色、目はアイ色、腹は鮮紅色になり、雌は金色で美しい。水草や藻類などを腎臓から分泌する粘液で固め、その上から泥や細かい砂をかぶせて、トンネル状の巣を作ってその中に産卵する。巣を作るのも、幼魚を守るのも雄の役目である。
栃木県教育委員会・大田原市教育委員会
・・・親園の田谷川周辺は「親園地先の田谷川」で、とちぎのふるさと田園風景百選に選ばれており認定標柱も建っている。また、栃木県指定自然環境保全地域にもなっている貴重な環境。田谷川は道路地図、国土地理院の地図にも表記がない小さな川であり、農業用水路の隣を流れる。県道48号線(旧陸羽街道)養福院入口付近にイトヨの案内標示板がある。 |