■説明板・・・
●篠塚稲荷神社初午祭(無形民俗文化財)
毎年旧暦の初午に近い日曜日に行われている祭りで、当日催される「飾り馬」「流鏑馬」「太々神楽」は、近年しだいに姿を消しつつある村祭りの形態をよく伝えている。飾り馬は、村の無病息災と、農事一般の豊作を祈願するため、五色の布や布団で美しく飾りたてられた神馬を神社に参向させるもので、馬をもって代表される家畜全般の健康をも祈るものである。
神事が終わると、飾り馬は飾りをとかれ、流鏑馬用の乗馬とされる。村の有志が射手となってこれに乗り、参道を駆けながら三つの的に向かって矢を射る。この矢の当たり具合から、その年の農作物の作付けが占われたのである。。また地域の人たちによって伝承されているユーモラスな十二座の太々神楽もこの日に奉納され、この祭礼に花をそえている。
▼指定年月日:昭和40年8月27日▼所在地:小山市大字大本615▼保存団体:篠塚稲荷神社氏子 小山市教育委員会 |