■説明板・・・
●安善寺境内 昭和52年7月18日 益子町指定史跡
「芳賀富士」と土地の人々に親しまれている、形の美しい山の麓にある鶏足山安善寺は浄土宗の寺である。平貞能創建と伝えられる古い寺があるが、現在の本堂は享保年間再建と推定されている。本堂内には阿弥陀三尊像が安置され、内陣と外陣を段差を設け区切っている。廊下は特殊な工法で「ウグイス張り廊下」となっている。境内には天然記念物等の文化財があり、更に本堂右脇から前にかけて浄土式庭園の一部を見ることが出来る寺である。
安善寺境内の指定文化財
●板碑 ●枝垂桜 ●カヤ ●イロハカエデ ●ヒイラギ ●本堂 益子町指定
益子町教育委員会 |
■説明板・・・
●安善寺
この寺は建久(けんきゅう)5年(1194)平家の一族、平貞能(たいらのさだよし)がこの土地の豪士、河原小藤治光直(かわはらことうじみつなお)の協力によって建立された寺です。平貞能は平家物語巻七「一門都落(いちもんみやこおち)」の主人公の一人です。現在の建物は、享保(きょうほう)15年(1730)に再建され、昭和56年12月15日益子町指定文化財となりました。本堂は寄棟造り、5間4面で住宅風院建築であり、廊下は県内唯一のウグイス張りです。
環境庁・栃木県 |