堀越遺跡
■説明板・・・
●堀越遺跡(ほりこしいせき) 栃木県指定・史跡
▼平成2年5月15日 栃木県教育委員会指定▼所在地 矢板市東泉94番地▼指定面積 12,008平方m▼所有者 矢板市
遺跡は、圃場整備に伴う事前調査として昭和62年10月から昭和63年3月まで発掘調査が実施されました。調査では、内川の沖積地を東にのぞむ段丘の最も高い部分に沿って約10,000平方mを行いました。
調査では、北半部に古墳時代前期(約1,700年前)、南半部に平安時代のたて穴住居や掘立柱建物跡などが集中して確認されました。
北半部では古墳時代前期と考えられる大溝で方形に区画された豪族居館跡(50m×48m)として話題になったものや、竪穴住居跡群があります。南半部には、平安時代(9世紀後半から10世紀前半)の掘立柱建物跡群が「コ」の字形に配置され、「荘園」等の施設であろうと考察されています。
このように本遺跡は、古墳時代前期や平安時代の社会のしくみなどを知ることのできる極めて重要な遺跡です。将来、公園として活用する予定です。
矢板市教育委員会
|