■説明板・・・
●楼門(ろうもん)及び反橋(そりはし)
楼門は当山では仁王門又は山門ともいう。開基足利義兼公が建久7年(1196)創建せるも室町時代兵火にあい永禄7年(1564)足利幕府13代将軍足利義輝の再建である。構造雄大、手法剛健、入母屋造、行基葺き。両側の仁王尊像は此の建物より古く鎌倉時代運慶の作といわれている。反橋は俗に太鼓橋といい江戸時代安政年間の再修である。当山境内は面積1万2300坪(40.467平方メートル)4周に濠と土塁をめぐらし4門あり。当山開基足利義兼公の祖父源義国(八幡太郎源義家の子、足利・新田両家の祖)が別業として平安時代末に構築せるものにして上古の豪族の居館を原形のまま今日に残したもの。実に近世城郭の原始を示しており、足利市宅趾として大正11年国が史蹟に指定した。楼門及び反橋は栃木県指定文化財である。
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