■説明板・・・
名草の巨石群
厳島神社境内からその奥にかけての一帯に古生層粘板岩を貫いて出てきた花崗岩が並んでいます。花崗岩は非常に大きな固まりであったが、方状の節理に沿って玉ねぎ状に風化し、水に洗われた節理間の核心の部分が球状に残り巨岩を積み重ねた形になったものです。弁天沢の水底に金色に輝く小片がたくさん見られるが、これは花崗岩が風化してできた黒雲母です。この巨岩群は粗粒な花崗岩特有の風化状態を示す代表的なものとして昭和14年に国の天然記念物に指定されています。弁慶の手割石・お供石・太鼓石・石割楓・お舟石などの名称で呼ばれております。
昭和58年1月
●財団法人 足利市民文化財団 ●足利市教育委員会
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