■羽黒山神社のパンフレットから■
羽黒山神社は、栃木県河内郡上河内町大字今里西方地内にそびえる羽黒山(海抜458m)の頂上にあり、後冷泉天皇の康平年間(1058-1068)に創建され、稲倉魂命(うがたまのみこと)を祀る。・・・梵天は修験道で用いられる幣束(へいそく)であるから、祭神に捧げるお供物に穢れ(けがれ)のないように払い清める役をはたすためのもので、最も太くて長い、真直ぐで根付きの孟宗竹(もうそうだけ)が選ばれて枝葉と細部は取り去られて長さ12mぐらいにし、上部はそれぞれ郷土の特産物である麻、干瓢(かんぴょう)ミズイトを通した繭(まゆ)、上質な桧(ひのき)のカンナ引き等(最近は西内紙、ビニール等の切片)を幅4cm、長さ2mぐらいにし、沢山集めて房のようなバレンのような形にして飾りつけられ、最も屈強な若者によってかつがれる。 |