・・・・・岐阜・滋賀・三重 紅葉の旅・・・・・
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滋賀県 金剛輪寺 1 25.11.27
見学コース
●25.11.26
新宿駅・・・立川駅・・・八王子駅・・・茅野駅(長野県茅野市)・・・小原四季桜(桜と紅葉の共演が見事:愛知県豊田市小原)・・・香嵐渓(愛知県豊田市足助町)・・・長良川温泉泊(岐阜県岐阜市)
●25.11.27
長良川温泉(岐阜県岐阜市)・・・湖東三山めぐり・・・金剛輪寺(境内を囲む1000本のモミジは血染めの紅葉と称される:滋賀県愛知郡愛荘町にある天台宗の寺院。)・・・百済寺(ひゃくさいじ:約1000本のカエデと国史跡の紅葉名所:滋賀県東近江市にある天台宗の寺院。)・・・西明寺(約1000本のカエデと不断桜の共演:滋賀県犬上郡甲良町にある天台宗の仏教寺院。)・・・桑名・なばなの里(日本最大級のイルミネーションに感動:三重県桑名市)・・・名古屋泊
●25.11.28
名古屋・・・白川郷(錦織り成す見事な世界遺産の合掌造り:岐阜県大野郡白川村)・・・飛騨高山(岐阜県高山市)・・・東京駅
新宿駅~富士山~茅野駅001・・・愛知県 小原四季桜01・・・小原四季桜02・・・小原四季桜03・・・小原四季桜04・・・愛知県 香嵐渓01・・・香嵐渓02・・・香嵐渓03・・・香嵐渓04・・・香嵐渓05・・・香積寺01・・・香積寺02・・・岐阜城・・・滋賀県 西明寺01・・・西明寺02・・・西明寺03・・・西明寺04・・・西明寺05・・・西明寺06・・・西明寺07・・・滋賀県 金剛輪寺01・・・金剛輪寺02・・・金剛輪寺03・・・金剛輪寺04・・・金剛輪寺05・・・金剛輪寺06・・・金剛輪寺07・・・次へ
滋賀県
■金剛輪寺でいただいたパンフレットより・・・
●金剛輪寺略縁起
松峰山金剛輪寺は聖武天皇の祈祷寺として、行基菩薩が天平13年(741)に開山された歴史のあるお寺です。
本尊聖観世音菩薩は行基菩薩の御作といわれております。以来、天下泰平の祈祷寺として栄え、学問僧が多く集まり、嘉祥年間(850)には延暦寺の慈覚大師が来山。密教修法と西方阿弥陀仏の信仰を初めてご教化になり、天台の大寺となりました。寿永2年(1182)には源義経が義仲を追討せんとして近江に来たり、当山に参篭十数日、武運必勝を祈願し、太刀を寄進しました。
寛元4年(1246)には、昭和53年秋、昭和の復原大修理を終わった三重塔が創建されました。歴史にのこる文永弘安の役には鎌倉の北条時宗が佐々木頼綱に命じて近江国中の祈祷寺社に元軍降伏の祈願を修せしめました。
当山長老覚賢は、衆僧をはげまし大祈祷を厳修しましたところ、元軍は大敗し、時宗は凱歌を挙げ、日本国はじめて安堵いたしました。近江守護役頼綱は弘安11年(1288)当山本堂大悲閣以下を再興して、観音さまの霊験に感謝しました。現在の本堂大悲閣がそれで、実に700年をこえる歴史をもつ大堂で、鎌倉期和様建造物の代表的なものとして国宝に指定され、昭和39年東京オリンピックには日本の建造物の代表選手として、文部省が十分の一の模型を作成、東京国立博物館に展示され、世界の人々の注目を集めました。創建時、当山は東西南北四谷に分かれ、それぞれの坊舎が甍をならべ、その数は百余とされ盛なることでした。
現在でも参道沿いに坊跡をみることができます。「建暦」「貞応」等鎌倉初期の銘を有するものも多く、14躯が国の重要文化財に指定されております。応仁の乱後は佐々木六角氏や京極氏が時々宿陣し、戦時には兵糧米、軍資金を強請される事度重なり、当山においても、弓矢を持ち、自衛しました。山中に城山という所のあるのは、当山衆徒の砦であります。天正元年(1573)、百済寺が鯰江城を後援したことで、信長は同寺を焼き払いましたが、金剛輪寺も同罪ということで、火をはなたれましたが、当山僧侶の奇智により、本堂、三重塔、二天門等はその火を免れました。
徳川家光公が当山に諸課役免除地30石を寄進されたのが復興の基となり、井伊直孝侯、黒衣の宰相天海僧正の助力も大でありました。寛永9年(1632)正親町天皇の御孫、良恕親王が当山に静仙院を建立され、仏道を修業され、明和の頃(1764)は明寿院他12坊、末寺2ケ所有り、僧侶50人余が、仏法を学び農業を営んでいましたが、明治維新により、境内山林全て上地の悲運にあい、山内僧侶すべて退山帰俗し、本坊明寿院一坊となりましたが、仏徳の尊厳変わることなく、全国十万、観音信者の御後援により、境内整備、諸堂の復興に努め明治、昭和の本堂大修理をはじめとし、江戸末期に荒廃した三重塔復原大修理も昭和53年秋完工、湖東三山の雄として、古より今に国家安泰、万民農楽を祈る道場となっております。国宝本堂三重塔は緑樹繁る山腹に位置し、参道には千余のお地蔵さまが厳座され、春は山桜、つつじ、石楠花、そしてあじさいが美しく、秋はもみじが名園池水に映えて、詣でる人おのずから心の塵も払われ、現世安穏、未来の幸福が約束され、慈悲の光は全山に満ちております。お経に「観世音浄聖は衆生の苦悩苦厄に於いて能く其の人の依り処となること、念々疑いを生ずるな」と説かれています。
私達は素直にこの文を信じ、苦しみ悩み死の厄に出あった場合、ただひたすらに観音さまに帰命すべきです。「仏法の大海は信を以て入り智を以て渡る」と説かれています。御信心をおすすめします。
参拝者各位 合掌

●本堂(国宝)
本堂には秘仏本尊聖観音さまをはじめ、阿弥陀如来像、十一面観音立像など十体の重要文化財指定の仏像が安置されています。
●血染めの紅葉
本尊様は行基菩薩が一刀三礼、お刻みになりましたが、ある日、赤い血を流しておられたとか、あたかもその血で染めたように鮮やかに紅葉することから、血染めの紅葉と言われ、有名です。
●千体地蔵
千体地蔵尊は、ふだんは風車をお供えしています。8月9日の千日会にはそれぞれにお明かりが入り、見事です。よだれかけは、信徒の寄進によるもので年に三回かけ替えます。
●名勝庭園
池泉回遊式庭園。桃山、江戸初期、中期の三庭からなり、作者不詳でありますが、老杉蒼松の自然を背景とし、灯篭泉石樹木の配置等、素晴らしく、江戸初期庭山腹には仲むつまじい夫婦松がそびえ、境内のもみじは「血染めのもみじ」と広くしられております。観音さまのやさしいお心が満ち、湖東三山一の名園古庭であり、国の名勝にも指定されております。