●栃木県指定有形文化財(建造物)那須神社楼門 1棟 三間一戸入母屋造 重層銅本瓦葺
本殿の和様に対して、楼門は唐様の建築である。下層は三間二面で中央間通路は四半石敷としている。丸柱下には礎盤を据え腰貫を通して金剛柵をたて、正面左右に随神を床上に安置しているが、創建時は仁王像があり、随神は背面に置かれたいたもので、現在は背面には飾りはない。上層は三間二面で、正面のみは本殿の正面と同様縁板より一段高く長押をつけ。中央に幣軸建て?の板唐戸を建てている。この上層の軸部全面に黒竜と浪や雲が描かれ、正面及び背面の三間を通して竜の図で装飾されている。屋根はもと茅葺か?葺であったが、現在では銅板葺である。楼門の左右に袖塀が二間宛菱格子を嵌めて作られており、それに接続して長床二棟左右に建っている。この長床は、城主、貴賓の参拝の折の供待ちの建物で県内ではここのみである。(昭和32年8月30日 指定)
●栃木県指定有形文化財(工芸品)
・・・省略します。
栃木県教育委員会・大田原市教育委員会 |