■説明板・・・
●五行川水源地(ごぎょうがわすいげんち)
五行川は氏家町北部を水源とし、真岡を経て茨城県下館で小貝川に合流する長さ55kmの川です。その水源地は長久保とされていますが、昭和初期ごろまでは、きぬ川学院のある台地の下は湿地で、そこに地下水が押上の旧信国寺(しんこくじ)の池やその周辺からも湧き水となって流れ、台地のふもとの低湿地におよび、むかしから「中荒(なかあらい)」の地名があります。それに長久保からも湧き水が集合して五行川の水源となっていました。長久保村の古い神社は天神社の奥にある湯殿権現(ゆどのごんげん)で水神と関係があり、水源地の祀られました。戦後、森林は開発され、鬼怒川の水量は減少し、地下水も枯れ、水源地の面影は見られませんが、五行川はここを出発点として、氏家・高根沢・真岡地方の穀倉地帯を潤す「命の水」となっています。 |